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第4回中国音楽フェスティバル(2015年4月25日)
第1回中国音楽フェスティバル

第2回中国音楽フェスティバル

第3回中国音楽フェスティバル

 ~第4回中国音楽フェスティバル~

 第4回中国音楽フェスティバルは15年4月25日、クレオ大阪中央ホール(大阪地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽丘」下車5分)で開かれ、27団体・延べ371名の演奏者の参加で開かれ無事終了しました。

*主催:中国音楽フェスティバル実行委員会(事務局:〒541-0059大阪市中央区博労町1-1-6 曽根富ビル3F  

*後援:日本二胡学会、日本二胡振興会

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 「中国音楽を愛好する人々、グループ、団体が一堂に会して演奏を行い、互いの交流を図る場」として、第4回中国音楽フェスティバルが2015年4月25日開かれました。前回の第3回フェスティバルから2年間たちましたが、今回もこれまで続けて参加してくれた団体のほかに、また新たに参加を希望した団体も増えました。
 
 フェスティバル参加は近畿地方が中心ですが、遠隔地では今回国内では東京からの参加がありました。また国外からの参加団体も増え、マレーシアからペナン鍾霊中学華楽団およびペナン北海鍾霊中学華楽団の2団体、中国・上海市から四平社区江南絲竹楽隊、シンガポールから布莱徳嶺民衆倶楽部華楽団、の4団体の参加がありました。日本でおこなわれるフェスティバルが国外にも評判を呼び、このような多数の団体の参加に繋がりました。

 当日の会場は大阪市天王寺区にあるクレオ大阪中央ホールで、1階座席数が789席、2階バルコニー席195席、計974席という大阪市の施設です。午前9時半開館と同時に事務局のメンバーは受付の準備やリハーサルをおこなう音楽室・セミナー室でのイスなどの設営、更に舞台上では反響板の設営後に参加団体の演奏隊形に沿ったイス・譜面台の配置リハーサルと大型楽器の搬送準備など大わらわでした。

 今回は12時開演、18時終演というスケジュールで進めましたが、楽団、アンサンブルや二胡のグループに、中国雲南省の少数民族楽器フルスを演奏するグループ、中国の伝統演劇の昆劇チームの妙技、絲竹音楽のグループ、古筝教室のチーム、弾撥楽器だけの団体、など多様な団体の演奏があり、またその衣装や編曲など見せ方(聴かせかた)にも様々な工夫がされていました。

 マレーシアペナン州の2つの中学華学団の奥行きのある迫力ある演奏、上海・四平社区江南絲竹楽隊の落ち着きのあるしっとりとした風情、シンガポール・布莱徳嶺民衆倶楽部華楽団の斬新な音楽と、海外からの参加団体もそれぞれに特徴を出した演奏で、会場を大いににぎわしました。また演奏の最後に登場したゼノ・カルテットの2曲目に、ゼノ・カルテットとシンガポール・布莱徳嶺民衆倶楽部華楽団との合奏がおこなわれるなど、音楽交流のあらたな実現の場ともなりました。

 回を重ねるごとに新たな交流の場が生まれます。全ては当日の参加者及びスタッフの皆さんの協力の上に成り立ったものでしょう。


○参加団体(27団体・演奏順)

1、天翔楽団 
演奏曲:1、阿細跳月 2、杵舞石音 3、金蛇狂舞

「様々な楽器が集まる天翔楽団でしか演奏できない、本場の中国音楽を目指して活動しています。天翔楽団では、団員一人一人が主役です。みんなでいっしょに中国音楽の深みにどっぷり浸かりませんか?天翔楽団では、全ての楽器・パートでメンバーを募集しています。まずは見学してみてください。連絡をお待ちしております」



2、レディーフルス合奏団
演奏曲:1、婚誓と弥度山歌 2、竹林深処

「2012年結成、今年2回目の出場となります。初回は合わせるのが大変で、もう出ないと口を揃えていましたが、なぜか出場する方向に......。基本各自でフルスの音色を楽しみ、時々ボランティアで演奏。月1回の合同練習では一日たっぷりおしゃべりとフルスの練習を楽しんでいます。今年1月17日に二胡奏者のジャーピンさんと知りあい、二胡とコラボ演奏が実現出来ればもっとフルスが楽しいかな?と今回初挑戦します」


3、妙啼曲社
1、昆劇《鉄冠図・刺虎》

「京都洛北、地下鉄国際会館駅近くの公民館にて月1回集まり、昆曲の歌、動作を練習しています」


4、DaiQian古筝キッズ楽団妙啼曲社
演奏曲:1、彩雲追月 2、菊花台

「DaiQian古筝キッズ楽団は、古筝奏者戴茜が中国の代表的な民族楽器である古筝を普及・振興することを目的として、4歳から12歳までの子どものみから結成した団体です。日本では古筝だけの楽団は非常に珍しく、古筝の繊細なテクニックが奏でる音色と迫力のある表現力が堪能していただけると思います。日本での古筝の認知度はまだ低いですが、古筝の素晴らしさを皆さんにお伝えできればと思っています」

5、ザ・華ルテット
演奏曲;1、山寨情歌

「『ザ・華ルテット』は、神戸・大阪を中心に演奏活動しています。演奏する楽器は中国の民族楽器(フルス・バウ・揚琴)を中心に、西洋の楽器(ピアノ・パーカッション類)、日本の民族楽器(よし笛)、またオカリナなど、世界の楽器を使って演奏しています。今日の世界では様々な問題がありますが、国・国民は違っても《心の一致・平和な社会》を願って活動しています。どうぞよろしくお願いします」


6、DaiQian古筝楽団
演奏曲:1、琵琶語 2、Take Me Home,Country Roads 3、賽馬

「DaiQian古筝楽団は、古筝奏者戴茜が中国の代表的な民族楽器である古筝を普及・振興することを目的として結成した団体です。日本では古筝だけの楽団は非常に珍しく、古筝の繊細なテクニックが奏でる音色と迫力のある表現力が堪能していただけると思います。日本での古筝の認知度はまだ低いですが、古筝の素晴らしさを皆さんにお伝えできればと思っています」


7、アレグロ合奏団中国楽器組
演奏曲:1、もののけ姫 2、シルクロード

「大阪府豊中市の庄内駅近くのアレグロ音楽教室では、笛子、簫、葫芦絲、巴烏、揚琴などの中国楽器や、ホーミー、馬頭琴、リンベなどのモンゴル音楽、マリンバ、打楽器など毎日さまざまな楽器を学ぶ人たちの音色でにぎやかです。今日の演奏はアレグロ音楽教室の生徒の皆による多彩な楽器編成のアレグロ合奏団から、中国楽器パートとマリンバのメンバーで演奏します」


8、太太燕楽団 
演奏曲:1、水郷風情 2、青春舞曲

「太太燕楽団は、今回の演奏のために太太楽団東京と燕muse楽団から有志を募って結成しました。太太楽団は、2003年に上海で発足した日本人駐在員妻による自主楽団です。その後、帰国メンバーによって太太楽団東京が発足。燕muse楽団は、揚琴の成燕娟老師率いる燕muse音楽教室の楽団です。どちらの楽団も、月1回東京で中国音楽を中心に練習しています」


9、弾撥アンサンブル・東風1/f 
演奏曲:1、遊撃隊歌~英国擲弾兵行進曲 2、埴生の宿 3、大都会

「私達は、柳琴と阮という弾撥(撥弦)楽器のみで構成されたアンサンブルです。2012年の国際音楽協会主催第13回中国音楽コンクールにて銀賞を受賞した他、今年の2月には初のコンサートをおこないました。グループ名の由来である、安らぎを生み出す《1/fゆらぎ》の波動のように心地よい音を奏でられるよう、今日は気持ちをこめて演奏します」

10、les trios Chouette(レ トロワ シュエット)
演奏曲:1、魅惑のワルツ 2、愛の賛歌

「『les trios Chouette』レ トロワ シュエットです。フランス語で「三羽のフクロウ」「素敵な三人組」という2つの意味を持つ二胡、中胡、チェロのトリオです。フクロウは愛と知恵の象徴。愛に溢れきらきらと輝くハーモニー、時には切なく胸がキュンとするようなメロディ、そんな優しく穏やかな音楽を目指しています」


11、大手前アンサンブル
演奏曲:1、ソレアード 2、魅惑の宵 3、ララのテーマ

「十数年前弦楽アンサンブルで演奏活動していた昔の仲間3人が二胡を学んでいる事を知り、2013年12月から二胡のアンサンブルを楽しみ始めた。月1回の練習をおこなっていたが、昨年末やはり同じ弦楽アンサンブルの仲間1人(ピアノ担当)を加え、大手前アンサンブルとして発足、フェスティバルへの参加を決めた」


12、小江南曲社 
演奏曲:1、中花六板 2、懐古

「2010年の第1回中国音楽フェスティバルをきっかけとして、江南絲竹愛好家が結成した中国伝統音楽演奏グループです。普段はメンバーそれぞれの音楽活動を行っていますが、年に数回イベントや茶館などでの江南絲竹演奏を楽しんでいます」



13、シャングリラ
演奏曲:1、孔雀東南飛

「2009年の結成、昨年は中国音楽コンクール及び中国音楽国際コンクール(杭州)の合奏部門で共に銀賞を受賞。演奏曲目「孔雀東南飛」は仲の良い夫婦が姑のいじめにより引き裂かれ、孔雀に生まれ変わって一緒になるという中国古代の漢詩を音楽で表現した曲です。場面展開を思い浮かべながら、漢詩の朗誦とのコラボレーションをお楽しみいただきたいと思います」


14、十三堂楽団
演奏曲:1、台湾追想曲

「殆どのメンバーは二胡から始めている。二胡を通じて他の中国楽器も演奏できる様、月に1回楽団の編成でアンサンブルの練習を行っている。習得済みの楽器だけでなく他の楽器を演奏する事も。基本的にはエンジョイ。アンサンブルの楽しさを味わいながら楽曲を仕上げ行きます」




15、紅蓮工廠音楽班 
演奏曲:1、初恋の来た道 2、異邦人

「紅の蓮と書いて「あかはす」。中国の伝統楽器の音色を紡ぎだす工房、それが私たち紅蓮工廠音楽班です。中国の伝統曲はもちろん、ジャンルにとらわれず、色んな曲に挑戦中です」


16、姫路中国音楽アンサンブル
演奏曲:1、美麗的金孔雀 2、蘇堤小景

「今年、結成20周年をむかえる私たちにとって、中国音楽フェスティバルへの参加は大きな喜びであるとともに、次のステージへの契機となることでしょう。これからもアンサンブル活動を大切に続けていきたいと思っています」


17、移情閣二胡同好会
演奏曲:1、移情閣組曲(六角堂ジグ・霧の明石海峡・イカナゴ狂騒曲・空の架け橋)

「二胡による三部合奏を主体に、鳴尾牧子先生ご指導のもと月2回の練習に励んでいます。昨年は移情閣友の会設立30周年を迎え盛大にイベントが行われました。イベントの参加依頼も多く、昨年は8回を数えました。JR舞子駅歩いて2分という好条件の練習場所にも恵まれて、只今21名で活動しております。また今回の参加曲は鳴尾先生作曲で、風光明媚な明石海峡をイメージした「移情閣組曲」を演奏します。明るくユニークな曲になっておりますので、楽しんでお聴きください」


18、長弓の会
演奏曲:1、ジングルベル 2、翼をください 3、好漢歌

「私たちは三重県名張市を中心に活動を行っている二胡サークルです。いつも初心に戻ることが大切だという意味をこめ「長弓の会」とネーミングしました。2年に1度の発表会の他、三重県伊賀地域を中心に演奏活動を行っています。今回は、二度目の中国音楽フェスティバル参加となります。日頃の猛練習の成果をうまく音の調べにのせて表現したいと思いますので、どうぞお聴き下さい。*「長」と「弓」1字で名張の「張」になります」


19、あをによし倶楽部 
演奏曲:1、春景 2、菊花台

「『青丹によし奈良の都は咲く花の匂ふがごとく今盛りなり』(万葉集より)。奈良県富雄教室・大阪教室・高槻教室の「陳慶楽二胡教室」で学ぶ門下生有志と伴奏者1名で構成する、はじめましての参加「あをによし倶楽部」です。奈良の枕詞の「あをによし」ですが、もとは「奈良の都は青と赤で彩られたたくさんの建物があって美しくてよい」が由来です。私達も美しく色がついた音色を目指してがんばっています」



20、聞韶二胡楽団・月韶・韶華・胡遊サロン合同チーム・日中友好協会兵庫県連太極拳倶楽部
演奏曲:1、花は咲く 2、中国功夫

「京都方面でまったり活動している聞韶二胡楽団から、それぞれ聞韶(うぇんしゃお)・月韶(ゆえしゃお)・韶華(しゃおふあ)とに分かれ、新たな出発をいたしました。また、新たに胡遊(こゆう)サロンのお仲間も増えて、今回は合同チームを結成し演奏いたします。また、今回がゲストに日中友好協会兵庫県連太極拳倶楽部の皆さんを迎え、太極扇とのコラボが実現しました」


21、清音水韵
演奏曲:1、碧荷香韵

「中国音楽フェスティバルに出演したいという熱い思いを持つメンバーで結成。美しい音楽が山水と溶け込み一つとなるという団体名のような音が奏でられるよう、皆で一つの音を作り上げる過程を大切に取り組んでいます」




22、上海四平社区江南絲竹楽隊
演奏曲:1、歓楽歌 2、蘇堤漫歩

「四平社区江南絲竹楽隊は、楽隊の前身で100年余りの歴史を持つ滬東国楽社が1980年代初めに上海四平鞍山新村に再創立したもので、90年代に楽団名を四平社区江南絲竹楽隊と改名した。2010年香港国際江南絲竹団体フェスティバル招待コンクールで一等賞を受賞するなど、国内外で数多く賞を受賞している。今回のフェスティバルには楽隊青年部のメンバーが参加する」


23 、マレーシアペナン鍾霊国中学華楽団 
演奏曲:1、竹歌

「ペナン鍾霊国中学華楽団は本校の教師が1969年創立した、ペナン島で最も古い華楽団です。華楽団という名称が使われる以前は「鍾中華文学会中楽組」という名称でした。創立当初は団員が数十名しかおらず、また楽器も不足し指導できる先生も少ない未熟な楽団でした。数年を経て団員数も増え、楽団のレベルも上がり、コンサートをおこなうたびに各界からの好評を得るようになりました」




24、マレーシアペナン北海鍾霊国中学華楽団
演奏曲:1、喜慶江南

「ペナン北海鍾霊国中学華楽団は1987年に創立され、99年に第1回華楽演奏会をおこない以後10回にわたって演奏会をおこなってきました。07年からは「21世紀国際芸術祭国際華楽フェスティバル」に参加し優秀な成績を収めたのをはじめ、08年に中国・上海「長三角地区国際民族楽団フェスティバル」、13年には北京「アジア優秀民族楽団フェスティバル」、および「第9回長三角地区国際民族楽団フェスティバル」に参加しました。14年には韓国ソウルでの「アジア音楽舞踏芸術フェスティバル」に参加し、優秀団体賞、最優秀演奏賞および金賞を受賞しました」


25、布莱徳嶺民衆倶楽部華楽団 
演奏曲:1、日惹的擦弦琴(ジョグジャカルタのさつげんきん)2、茉莉花

「布莱徳嶺民衆倶楽部華楽団(シンガポール)は30年前に設立し、様々の演奏や活動を通じて中国民族楽器の魅力を発信してきました。2014年に改革を行い、指揮者・林亜歴先生の指導で活躍しています。当団体は過去全国音楽コンクールの賞受賞者や音楽愛好家の集まりであり、西洋と中国の楽器を利用し、中国と東南アジアの曲を演奏しています」






26、鳴尾弦楽団
演奏曲:1、スターウォーズ「帝国の逆襲」メドレー 2、カシミール

「鳴尾二胡教室の個人レッスン生を中心とする胡琴合奏団。発表会やイベントなどで合奏を楽しむうちに編成が確立、高胡、二胡Ⅰ、二胡Ⅱ、中胡Ⅰ、中胡Ⅱ、革胡(チェロ)、コントラバス、打楽器の編成で様々な曲に挑戦する。2012年に王永徳を、2014年にはGeorge Gaoを招いての単独コンサートを開催。陽気なチャレンジ精神をモットーに、意表を突いた選曲、ユニークな演出で胡琴重奏のさらなる可能性を求めて突き進む。合言葉は『なんとかなるなる、鳴尾弦楽団!』」


27、ゼノ・カルテット+(プラス) 
演奏曲:1、二胡狂想曲第三号 炫動 2、Smooth Criminal

「2012年結成。二胡・中胡・革胡という音域の異なる胡琴による編成で、演奏技術を駆使した迫力あるアンサンブルを目指す。近年本格的に始まった胡琴重奏という流れを受け、二胡現代曲やロックなど新しい分野に挑戦する意欲的なグループ。13年第14回中国音楽コンクール特賞(第一位)及び中華人民共和国駐大阪総領事賞を受賞。同年アンサンブル・フェスティバルひょうご 2013 にて兵庫県議会議長賞を受賞。2014年第15回大阪国際音楽コンクール民俗楽器部門第一位」



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