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第6回中国音楽フェスティバル(2019年4月13日)

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 第6回中国音楽フェスティバル (報告)

 第6回中国音楽フェスティバルは19年4月13日(日)13時から、クレオ大阪中央ホール(大阪地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽丘」下車5分)で開かれ、24団体・延べ281名の演奏者(うち台湾から3団体20名)が参加し、18時20分に無事終了しました

                             *主催:中国音楽フェスティバル実行委員会
                               (事務局:〒565-0874吹田市古江台2-10-13近隣会館2F)
  
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 「中国音楽を愛好する人々、グループ、団体が一堂に会して演奏を行い、互いの交流を図る場」として2010年4月に第1回が開かれた中国音楽フェスティバル。今年は第6回目を迎えることとなりました。

 今回は台湾・台南市から郷韻民族楽団、崑山科技大学国楽社、五聲M.I.Sの3団体が参加しました。いずれも学生や若手の演奏家で、日本の中国音楽愛好家との交流を楽しみに来日したとのことでした。

 また日本国内では東京から2団体が参加するなど、遠距離にもかかわらず参加してくださる団体、個人も増え、フェスティバルの広がりに事務局としても感謝の念しかありません。

 今回の新しい試みとして、「日台合同練習会」がありました。台湾と日本の参加者が、台湾の識者による音楽指導を受け、日台での練習方法や感覚の違いなどを実感してもらおうと始めたものです。指導は台南市の郷韻民族楽団の指揮者・芸術総監督の林丕瀚さんで、曲は賽馬(オーケストラ用フルバージョン)でした。

 事前に日本の参加者を募集し楽譜を配布して当日に備えてもらいました。残念ながら全ての楽器がそろわなかったのですが、演奏者の熱意がそれを上回り最後の演奏では見事な一体感が醸し出されました。フェスティバルの目的が相互の音楽交流にあることを考えると、このような試みも今後続けて行ければ、と考えています。

 今回も、国際的な音楽交流の援助になるようにと受付で募金活動をおこないました。その結果、3万3160円の募金が集まりました。皆さんの温かい支援に感謝します。

                               中国音楽フェスティバル実行委員会事務局・中田勝美


○参加団体紹介(24団体・演奏順)

1、清音水韵二胡団(44名)・京都

 2015年に結成。毎年上海音楽学院の王永徳教授に指導を受け、現地の楽団と音楽交流を行っている。2015年マレーシア芸術音楽祭、2016年中国寧波・長三角地区民族楽団展演に参加。2016年、2018年にマレーシア禾楽実験楽団と交流演奏会を行う。王永徳教授命名の楽団名は、美しい音楽が山水と溶け込み一つとなるという意味で、この名に近づけるよう、一つの音を作り上げる過程を大切に練習に取り組んでいる。

演奏曲:1、抜根芦柴花 2、小花鼓
楽器:二胡、中胡
2、K-scope(8名)・大阪

 二胡歴もレベルも違う有志が、二胡への熱い思いで結ばれて集まりました。月に一度、厳しい練習と楽しいおしゃべりをしながら、研鑽を積んでいます。目指すものは「美しく楽しくハツラツと」。演奏の依頼があれば、大阪のみならず信州や九州へ、フットワーク軽く演奏しています。

演奏曲:1、TV番組テーマ曲メドレー 自由の大地~世界の車窓から~地球に乾杯~世紀を超えて
楽器:二胡、オカリナ、ピアノ
3、太太楽団東京(9名)・東京

 2007年9月、前身である上海の太太楽団のもとメンバーが、東京にて発足させました。上海や台灣など、本場中国で基礎を学んだ楽団員が多いのが特徴で、只今、二胡・中胡・揚琴・琵琶・笛子など13名が活動しています。月一回、揚琴の張林先生のご指導のもと楽しく練習しており、年一回東京で開催される中国音楽愛好者の集いに毎年参加しています。楽団員募集中です。

曲目:1、雨砕江南 2、自由
楽器:二胡、中胡、揚琴、笛、打楽器、ピアノ
4、感才王国(6名)・東京

 関東からやって参りました、初参加の6人組【感才王国】です。【感才】、、ん?ひょっとして【関西】、、?そうなんです、メンバーの大半は関西出身。懐かしの地で楽しく演奏させていただきます。楽器経験もバラバラの6人が、この日の為に結成して練習してきました。心意気を合わせ、音色を合わせ、どこまで奏でられるか!大チャレンジします。温かく見守って頂けると幸いです。

曲目:1、紫竹調 2、阿美族舞曲
楽器:二胡、中胡、揚琴
5、小江南曲社(7名)・神戸

 2010年の第1回中国音楽フェスティバルを契機に、関西在住の江南絲竹愛好家を中心に結成された中国伝統音楽演奏グループです。年に数回、イベントや茶館での江南絲竹音楽を楽しんでいます。2015年9月に中国・杭州市で開催された「第三届海内外江南絲竹邀請賽」にて、「アマチュア組」銅賞ならびに「最佳海外団体賞(海外参加団体一等賞)」を獲得しました。

曲目:1、反中板 2、娯楽昇平
楽器:二胡、高胡、琵琶、揚琴、中阮、笛、笙、洞簫
6、百花(ももはな)弾撥楽団(6名)・大阪

 日本でも珍しい楽器であ5る、柳琴や阮、月琴などの中国の弾撥(撥弦)楽器を学ぶ教室のメンバーで構成されています。弾撥楽器ならではの美しい響きを活かし、心地よいハーモニーを奏でられるよう、今日の舞台のために練習を重ねてきました。その成果をどうぞお聞きください。

曲目:1、歩歩高 2、上を向いて歩こう 3、達姆達姆
楽器:柳琴、中阮、大阮
7、DaiQian古筝楽団(7名)・大阪

 DaiQian古筝楽団は、古筝奏者・戴茜が中国の代表的な民族楽器である古筝を普及・振興することを目的として結成した団体です。日本では古筝だけの楽団は非常に珍しく、古筝の繊細なテクニックが奏でる音色と迫力のある表現力が堪能いただけると思います。日本での古筝の認知度はまだ低いですが、古筝の素晴らしさを皆さんにお伝えできればと思っています。

曲目:1、西遊記組曲
楽器:古筝
8、DaiQian古筝キッズ楽団(7名)・大阪

 DaiQian古筝キッズ楽団は、古筝奏者・戴茜が中国の代表的な民族楽器である古筝を普及・振興することを目的として、子どものみから結成した団体です。日本では古筝だけの楽団は非常に珍しく、古筝の繊細なテクニックが奏でる音色と迫力のある表現力が堪能いただけると思います。日本での古筝の認知度はまだ低いですが、古筝の素晴らしさを皆さんにお伝えできればと思っています。

曲目:1、静夜思 2、盛世国楽
楽器:古筝
9、小籠包(3名)・京都

 長年同じ楽団で切磋琢磨してきた3人が2017年に結成した、二胡・笛子・笙によるアンサンブルユニット。メンバーのそれぞれが中国や台湾の著名演奏家に学び、本場で受け継がれる伝統的な技巧や表現方法を大切に守りながら、“音楽職人”であるべく黙々と技を磨いています。日本人ならではの繊細で情感あふれるハーモニーと、情熱とパワーに満ちた中国楽器特有の音色をお届け出来ればと思います。

曲目:1、北京喜訊到辺寨 2、Kids Return
楽器:二胡、笛、笙
10、COLORS(カラーズ)(3名)・京都

 メンバーそれぞれ自分の色を着て、この一瞬を精一杯楽しもう、というグループです。メンバーを固定せず、1人増えたり、1人減ったり、アメーバーユニットとして活動していきたいと思っています。

曲目:1、にんじゃりばんばん
楽器:二胡

11、、長弓の会(13名)・三重

 私たちは三重県の伊賀地域(名張市・伊賀市)を中心に活動を行っている二胡サークルです。2年に1度の発表会の他、三重県伊賀地域を中心に演奏活動を行っています。2015年の「中国音楽コンクール銀賞受賞」を経て、今回4度目の中国音楽フェスティバル参加となります。日頃の猛練習の成果をうまく音の調べにのせて表現したいと思いますので、どうぞお聴き下さい。
*「長」と「弓」1字で名張の「張」になります。

曲目:1、快楽的囉嗦 2、スケーターズワルツ 3、賽馬
楽器:二胡、中阮
12、聞韶二胡楽団・月韶楽団(33名)・京都

 京都を中心に活動している、聞韶(ウエンシャオ)二胡楽団と月韶(ユエシャオ)楽団の合同演奏です。毎回楽団以外の色々な方達とのコラボを楽しみつつ、この中国音楽フェスティバルに参加してきました。今回も笛子、ピアノ、打楽器とのコラボで日本の楽曲を演奏します。

曲目:1、越天楽 2、嵐『ふるさと』
楽器:二胡、笛、パーカッション、ピアノ
13、移情閣二胡同好会(17名)・神戸

 なにごとにも大らかな鳴尾牧子先生のご指導により、コミュニケーションの取れたフレンドリーな会です。初心者には基本をゆっくりていねいに、中級者・上級者にはあらゆる角度からの、時にはユーモアにあふれるアドバイスをいただき、レッスンに笑いが絶える事はありません。移情閣まつり、国際交流フェスティバルなど年に数回演奏活動しています。

曲目:1、桜鯛の夢(甘いワルツ) 2、関守の詩(千鳥のサンバ)
楽器:二胡、チェロ、打楽器
14、アジサイ合奏団(16名)・神戸

 2013年に二胡奏者・李亜輝氏指導の下に結成されました。二胡を中心に古筝や揚琴など中国楽器と西洋の楽器を組み合わせ、数多くのイベントに出演し、異文化交流活動や地域貢献を考えた演奏活動を行っています。団員は現在21名。中国の曲やクラシック、アニメソングをはじめ様々なジャンルの曲を演奏しています。今回はフェスティバルに初めての参加で緊張しています。

曲目:1、牧羊女 2、ドラえもん主題歌
楽器:二胡、揚琴、古筝、ピアノ
15、アジアン・ウインド(4名)・京都

 2016年より活動。中国の曲からクラシック、ポップス、JAZZ、タンゴ、そしてカバー曲まで、世界の音楽を楽しく!また、難しい技巧に挑戦しながら、皆さんに中国楽器のおもしろさ、幅広さを伝えたいと思っています!現在、オリジナル曲を依頼中で、独自の世界観を目指して邁進中です!今回からパーカッショニストも参加。

曲目:1、JONGARA(じょんがら)2、目抜き通り
楽器:二胡、笛、パーカッション、ピアノ
16、 天翔楽団(13名)・大阪

 自由に中国音楽を楽しむ愛好者の演奏の場を作ろうと,2003年に結成された市民楽団です。いろいろな中国民族楽器が集まる天翔楽団では、1年に一度の定期演奏会を開催。毎週土曜日午後の練習では中国の古典から現代の作品、また中華ポップスなど幅広いジャンルにチャレンジしています。中国、台湾、シンガポールなど中華圏出身のメンバーも在籍。みんな一緒にアンサンブルを楽しみながら取り組んでいます。

曲目:1、将軍令 2、菊花台
楽器:二胡、中胡、琵琶、中阮、大阮、柳琴、チェロ、笙、笛、打楽器
17、十三堂楽団(22名)・大阪

 殆どのメンバーは二胡から始めている。二胡を通してほかの中国楽器も演奏できるように月に一回楽団の編成でアンサンブルの練習を行っている。習得済みの楽器だけでなく気まぐれで他の楽器を演奏する事も。基本的にはエンジョイレベル。アンサンブルの楽しさを味わいながら楽曲を仕上げていく。

曲目:1、小鎮 2、瑤族舞曲
楽器:二胡、高胡、中胡、揚琴、琵琶、中阮、大阮、笛、笙、嗩吶、チェロ、コントラバス、打楽器
18、シルクロード合奏団中国楽器組(13名)・大阪

 シルクロード合奏団は、大阪府豊中市の阪急宝塚線「庄内」駅からすぐの、中国楽器とモンゴル音楽と打楽器の教室「シルクロード音楽教室」で学ぶ愛好家たちによる合奏団です。フル編成は、中国の笛子・葫芦絲・巴烏・簫・笙・揚琴などと、モンゴルの横笛、馬頭琴、ヨーチン、ホーミーと、マリンバや打楽器による大編成ですが、今日はその中の中国楽器を演奏する有志のみで演奏します。年に一度の定期演奏会やイベント等で演奏する他、教室では毎日楽しくレッスンや練習の音が聞こえてきます。

曲目:1、風笛~あすかのテーマ~ 2、情熱大陸
楽器:笛、揚琴、葫芦絲(フルス)、打楽器、ピアノ
19、五聲M.I.S(3名)・台湾台南

 五聲M.I.Sは音楽を愛する学生、教師で構成された楽団と音楽制作室を運営しており、オリジナル曲作成、他曲のカバー、そして中国音楽普及など、ジャンルを超えた音楽活動をおこなっている。またボランティア演奏やレッスン、商業演奏、音楽プロデュースもおこなっている。現代社会で人々は、音楽、映画、ゲームなど仕事後の余暇を重視するようになり、音楽産業が大きく注目されている。私達は音楽産業の発展の中で、更に多くの人々に中国音楽を理解してもらい、少しでも触れてもらうために、「インタビュー番組」を作成するなど、いくつかのプロジェクトをスタートしている。

曲目:1、寄明月 2、世界に一つだけの花
楽器:二胡、古筝、笛
20、サウガ・アンサンブル(3)・大阪

 モンゴル国出身、モンゴル国立音楽舞踊学校、モンゴル国立文化芸術大学、中国の上海音楽学院にて、横笛やモンゴルの音楽、中国の音楽を学んだモンゴル国を代表する演奏家サウガゲレルが主宰する民族楽器アンサンブル。人数は2~5名で、全国各地で演奏している。サウガゲレルは、中国楽器とモンゴル音楽と打楽器の教室「シルクロード音楽教室」講師。大阪府豊中市と東京江古田に教室がある。

曲目:1、大草原の回想
楽器:笛、揚琴、ピアノ
21、崑山科技大学国楽社(9名)・台湾台南

 崑山国楽社は、1981年9月17日陳経南氏が創立し、37年の歴史を持つ楽団である。中国音楽を愛好する志を共にする学生が集まり、中国音楽を普及に尽力している。当楽団は指導の先生や先輩方の努力の元、県や市、省のコンクールに多数参加し、優秀な成績を収めている。また学校間での楽団交流にも熱心に取り組んでいる。2000年3月21日に学校を代表しニュージーランドの姉妹校を訪問し、第2回アジア国際文化フェスティバルに参加。訪問期間中に3公演に参加し演奏をおこなった。

曲目:1、蘇堤小景 
楽器:二胡、琵琶、揚琴、古筝、笛、チェロ、打楽器
22、鳴尾弦楽団(17名)・神戸

 鳴尾二胡教室の個人レッスン生を中心とする胡琴合奏団。発表会やイベントなどで合奏を楽しむうちに編成が確立。高胡、二胡Ⅰ、二胡Ⅱ、中胡の胡琴類を中心とする編成で様々な曲に挑戦する。これまでに、王永徳、ジョージ・ガオ、ウー・ファンなど著名演奏家と共演。2017年上海で開催された王永徳教学50周年コンサートに出演。「陽気なチャレンジ精神」をモットーに、意表を突いた選曲、ユニークな演出で胡琴重奏のさらなる可能性を求めて突き進む。合言葉は「なんとかなるなる、鳴尾弦楽団!

曲目:1、Oriental force
楽器:二胡、高胡、中胡、チェロ、コントラバス
23、郷韻民族楽団(8名)・台湾台南

 国立台湾藝術大学(前国立芸専)中国音楽学科卒業の李明郷氏が、中国音楽愛好家及びプロ奏者による楽団として設立。普段は学校や地域の中国音楽楽団を指導し、伝統音楽を伝えている。現在は林存易氏が総務を担当し国際交流を取り纏めている。楽団は伝統的な銅鑼や太鼓を使った祝祭の雰囲気の演奏だけでなく、細やかな表現のアンサンブル演奏など幅広い演奏をおこなっている。また民族楽器の技巧や音色を余すことなく発揮して、中・台・英・日の流行音楽を演奏するなど、民族音楽を活気あるものにする活動を進めている。

曲目:1、沙漠玫瑰(砂漠のバラ)
楽器:二胡、琵琶、揚琴、古筝、笛、打楽器、チェロ
   
24、菊花重奏団(10名)・大阪・神戸・京都

 京阪神及び東海地方で活躍する二胡奏者が集結。二胡でこんな曲が合奏できたら絶対面白いよね、という純粋な憧れだけを原動力に、己の能力と楽器のポテンシャルの限界を顧みず、ひたすら難曲に挑戦する果敢な集団。2017年鳴尾弦楽団3rdコンサートでの演奏を皮切りに、神戸南京町春節祭ステージをはじめ、関西を中心に演奏を行う。

曲目:1、Gallop of a thousand horses 
2、TRIPTYQUE 第3楽章
楽器:二胡、中胡、チェロ、コントラバス

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