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モモの音楽日記

[モモのプロフィール]
 初の中国旅行で偶然二胡を手に入れたことから中国音楽に関心を持つことに。二胡を学びつつ、中阮が弾きたくてオーケストラ華夏に入団。しかし気がつけば柳琴担当になっていた。
 2001年9月、長年のOL生活を捨て上海音楽学院に留学、柳琴・中阮を呉強老師に師事。
 2006年7月に帰国。日本で新たな音楽の道を歩み始める。
中国民族楽器教室 生徒募集中!!

いろんな中国民族楽器を学んでみませんか。柳琴、阮、月琴、二胡、古箏など、講師のモモこと百原明子が基本から丁寧に指導します。

*レッスン:土曜日(9:30-15:30)。個人レッスン(50分)、グループレッスン等相談に応じます。
*場所:日中語学専門学院(大阪市北区天神橋3丁目7番7号 玉屋ビル4階・地下鉄南森町駅より徒歩5分)

*ほか、JR・近鉄王寺駅前でも開講中。曜日・時間等はご相談下さい。
*連絡:Eメール momosan320@yahoo.co.jp

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 名張長弓の会 第7回発表会 18.7.9
 
 地震に大雨、災害が続きますね。被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。被害地域はすぐ近くでもあり、被災した知人もいます。あらためて早目の備えの大切さを実感しますね。
 

   
 早いもので(…と毎年言ってますね)、今年もあっという間に前半が過ぎてしまいました。忙しさにかまけて、日記もすっかりサボり気味。

 さて2018年後半第一日目の7月1日。猛暑のさなか、名張市民センターにて長弓の会発表会が行なわれました。事前に地元のタウン誌が紹介して下さったお陰もあり、用意した座席がほぼ埋まる大盛況!!

 いつものように、全員による大合奏で幕開け。そのあとは三つあるクラスそれぞれによる自由発表が続きます。





各クラス自由発表のようす
      
 決められた持ち時間の中での発表ということで、選曲や演出など一切をクラスのメンバーがアイデアを出し合いながら作り上げます。私は少し前に聞かせてもらい軽くアドバイスをするくらいで、ほぼお任せ状態。

 昔はメンバーが自分たちに弾けるかどうか、が選曲の第一条件でしたが、演奏レベルが上がった今では、まず発表テーマを決め、それに沿った曲を探すようになりました。二胡は楽譜や伴奏音源がたくさん販売されていますから便利ですね。難しい曲に四苦八苦しながら、それでも当日までにちゃんと仕上げてくるガッツに脱帽です。

 『花は咲く』では歌詞カードを配って客席の皆さんと共に歌い、『365日の紙飛行機』では実際に紙飛行機を客席に飛ばし、『また君に恋してる』では「いいちこ」のパッケージをさりげなく振って見せ・・・お客さんの反応も上々!!

 自由発表の次は講師の中阮独奏。今回は林吉良作曲の『睡蓮』を演奏しました。朝に開き、夕方までには閉じてしまう睡蓮の、花開く瞬間や昼下がりのけだるさなどの情景を伝えられれば、と思いながら演奏しました。


全員の大合奏

 休憩を挟んで最後のプログラムは、全員による大合奏三曲。最初は彝族の民間楽曲『快楽的啰嗦』でにぎやかに、二曲目は日本でもお馴染みのメロディ『スケーターズワルツ』。本来は7分を超える長い楽曲ですが、それを4分強にまとめてみました。最後の『賽馬』は前回もやりましたが、今回はスピードもレベルも更にアップして演奏。

 客席からはアンコールの掛け声と手拍子が!!しまった、予想外だったので何も用意していませんでした。でもアンコールがあったということは、お客さんが喜んで下さったという証拠。嬉しいことです。

 長弓の会ではグループの一体感、そしてお客さんに楽しんでもらえる演奏とは何か、を常に意識するよう指導しています。下を向いて楽譜にかじりつきお客さんを見ない演奏って、一方通行で面白くないと思うのですよ。

 「お客さんに楽しんでもらう」ことにかけては、演奏以外においても発揮されています。毎回お花を飾ったりメッセージを用意したりと何かしら趣向が凝らされていますが、今年はなんと会場にお花畑が!!・・・というのは大袈裟かもしれませんが、アジサイをメインに皆さんが大量の花を集めて並べてくれました。
 



 
 花のほかにも中国グッズを展示したり、少しでも楽しんでもらおうという気持ちが散りばめられた発表会。メンバーのおもてなしの心、お客さんに伝わっていればいいなと思います。

 さて長弓の会、これからいくつかのイベント出演をこなしつつ、来年の第6回中国音楽フェスティバルに向けて練習中(4月13日(土)開催)。一同せいいっぱい頑張りますので、どうぞ見に来て下さいね!!


お花に囲まれて、メンバーひとりひとりがお花みたいですね


 
 スコットランドへ行ってきました・後編 17.12.22
 
 ぼんやりと毎日過ごしているうちに、気が付けば今年もあとわずか。夏のスコットランドの旅報告、ちゃんと今年中に書きおさめておかなくちゃ・・・というわけで前回の続きを。

 スコットランドといえばネス湖!!ネッシーがいるという、あの湖です。インヴァネスからバスで30分ほど、ネス湖のほとりに建つアーカート城へ。城から眺めるネス湖は静かで、確かに何か棲んでいるような、神秘的な雰囲気がありますね。残念ながら湖では姿を現してくれませんでしたが、売店にて可愛い笑顔をふりまいているネッシーくん発見~(笑)
 
           ネス湖のほとり、アーカート城とネッシーくん
 
 

 インヴァネスからネス湖とは反対方向へ、これまた30分ほどバスに乗りカローデンの古戦場へ。ここは18世紀にボニー・プリンス(チャールズ・E・ステュアート)率いるジャコバイト軍と英国軍が戦った地です。海外ドラマがお好きな方は『アウトランダー』という作品でもご存知かもしれませんね。この戦いでジャコバイト軍は大敗を喫し、以降スコットランドは英国からの弾圧と不公平な待遇に不満を募らせることとなります。
   
カローデンの古戦場とボニー・プリンス

 
 唐突ですが『マイ・ボニー』というスコットランド民謡をお聞きになった事がある方、けっこう多いのではないでしょうか。「My Bonnie Lies over the Ocean~」と始まるこの曲、ボニーというのはボニー・プリンスの事を歌っているとされています。ジャコバイト軍が負けて命からがら逃げのびたボニー・プリンス、スコットランドの人々からは大変愛されたようで、彼の事を歌った曲としては他にも『スカイ・ボート・ソング』が有名です。
 
 このカローデンの古戦場、ところどころに戦死した氏族の墓標が立っています。その中に『ATHOL HIGHLANDERS』の文字が!! そう、4月の中国音楽フェスティバルにて長弓の会がアイリッシュダンスを踊った曲のタイトルになった、勇猛で知られる軍隊の名前です。このカローデンで戦っていたんですね・・・彼らの無念を思い、手を合わせずにおられませんでした。

『ATHOL HIGHLANDERS』の名が刻まれた墓標

 
 さてスコットランドといえばもうひとつ、かの『ハリー・ポッター』シリーズ。映画の中に出てくる「ホグワーツ特急」として有名になった、蒸気機関車ジャコバイト号に乗ってきました。途中、グレンフィナン高架橋はじめ絶景の数々を通過し、フォートウィリアムからマレイグまでの67kmを二時間あまりかけて走ります。
   
ジャコバイト号とグレンフィナン高架橋

 
 そうそう、ロンドンからホグワーツ特急に乗るシーンでお馴染みの、9と3/4のプラットフォームにも行きましたよ。キングスクロス駅には記念撮影コーナーがあり、順番が来ると係員が杖とマフラーを持たせてくれ、その上あたかも飛んでいるようにマフラーをヒラヒラしてもらえるんですよ!! 長蛇の列に並ぶ勇気と時間があれば、ぜひ♪

キングスクロス駅、9と3/4のプラットフォーム
 
 エディンバラはさすがスコットランドで一番の観光地。どこもかしこも人で溢れかえっています。岩山の上に建つエディンバラ城では、8月に三週間かけて行われるフェスティバル「ミリタリー・タトゥー」のためにスタジアム席が設営されていました。世界の軍楽隊によるパフォーマンスが繰り広げられる音楽祭、一度は見てみたいものですが・・・人混みが苦手な私はテレビかDVDでいいや(笑)。

ミリタリー・タトゥーの会場


 エディンバラ城下の目抜き通り、ロイヤル・マイルの辺りはストリート・パフォーマーもいっぱい。バグパイプのおじさんも他の都市のパフォーマーに比べてえらく重装備でしたが、暑くないのかな~

 


 あと、国立博物館ではクローン羊のドリーの剥製に出くわしてびっくり!! あのドリーとこんなところでお目にかかれるとは。クローン羊が世に問われたのが1997年とのことですから、もう20年も経つんですね(それもびっくり)。

 

 以上、駆け足でご紹介しましたが、他にも風光明媚な(…はずが暴風雨で観光どころではなかった)スカイ島や、オークニー諸島のストーンサークルに新石器時代の遺跡など、今回は島を中心にあちこち巡ってきました。スコットランドの島々にはウイスキーの蒸留所が多くありますから、お好きな方なら蒸留所めぐりも面白いかもしれません。

 

 最後に、スカイ島の音楽ショップにて購入した店長さんオススメのCDを。スコットランドのGreentraxレーベルのオムニバス三枚組はお値打ちもの♪そして4人組のうちバグパイプ吹きが2人もいるグループ、パイプの音が破壊的に強烈!!でも賑やかで元気が出るアルバムでした。機会あれば聴いてみてくださいね。

 2017年もばたばたしているうちに過ぎてしまいましたが、それでも僅かではありつつ果たせた目標もあり、ほんの少し前進できた・・・かな。(後退も多いけれど…)
来年も地道に一歩ずつ歩んでいけたらと思っています。皆さんもどうぞよいお年を!!
 
 

 
 スコットランドへ行ってきました・前編 17.9.12
 
 弾撥発表会を終え、当面のプレッシャーから解放された7月に、スコットランドへ10日間ばかり高飛びしておりました。自分へのご褒美、という名目のつもりが、そんな優雅なものではなく恥と冷や汗かきっぱなし。それでも心癒される美しい風景あり、困った時には助けてくれる人あり。そんなドタバタひとり旅の様子を、音楽関連の事柄を中心にご紹介したいと思います。
 
                       寝台車でグラスゴーへ
 


 ロンドンに到着したその足で寝台車に乗り、スコットランドはグラスゴーへ。寝台車って憧れだったんですよ~今はチケットもネット予約できるようになり、座席や朝食も選べて本当に便利ですね。車窓の風景を眺めながらの朝食は格別♪

 グラスゴー大聖堂ではパイプオルガンの音が響き渡り、それだけで敬虔な気持ちになります。また道すがら、あちこちの壁に絵が描かれていました。グラスゴーってアートな街なんですねえ。写真の壁アートは、グラスゴーの守護聖人マンゴーの奇蹟が現代風に描かれたもの。
 
                      大聖堂と
 
壁アート


 そしてもちろん、スコットランドといえばバグパイプ!! 賑やかな通りでは、伝統のタータン柄のキルトを穿きストリート演奏をしているのが見られます。学生さんが頬を膨らませて一生懸命に吹く姿もほほえましいですね。
 
                   ストリートでのバグパイプ演奏
 


 グラスゴーからオーバンという地方都市へ。このオーバンからはヘブリディーズ諸島へのツアーが出ており、マル島、スタッファ島、アイオナ島をめぐる約11時間のツアーに参加してきました。

 その中のスタッファ島にある「フィンガルの洞窟」は、六角柱状の岩が波で侵食されてできたもので、その奇観にインスピレーションを受けメンデルスゾーンが同名の曲を作曲したことでも知られています。
 
                  スタッファ島とフィンガルの洞窟
 


 洞窟の中で波の音が不気味にこだまする…らしいのですが、この日は波が静かであまり不気味な音はしませんでしたね(笑)。中から歌が聞こえてきましたが、さて誰かが実際に歌っていたのか、用意された音源なのかどっちだったんだろう? フェリーの乗船時間が迫っていたので確かめられませんでした。

スタッファ島では海鳥パフィンの姿も
   

 ツアーから戻ると、町の中心でオーバン・ハイスクールの学生たちが円陣を組んでバグパイプと打楽器の合奏を!! チャリティ・コンサートか何かだったのかもしれません。演奏は町じゅうに響き渡り、一時間以上は続いていたと思います。バグパイプ担当は人数が多いので何曲かごとに交代しますが、中央の大太鼓の女の子は全曲ぶっ通しでリズムを打っていました。小柄な子なのにガッツがあるなあ~!!

オーバン・ハイスクールの学生たち
   
 

 
 弾撥組 第三回発表会≪百花斉奏≫ 17.7.25
 
 毎日毎日、本当に暑いですねえ。皆さんどうぞ熱中症など気を付けてくださいね。

 さて少し日が経ってしまいましたが、7月8日、新大阪ココプラザにて弾撥発表会を行いました。第三回を迎える弾撥発表会、今回も晴れ男晴れ女さんのお陰で天候に恵まれた中、多少の冷や汗と共に熱く(暑く?)開幕いたしました。
 

   
 この日のプログラム。まずは教室のメンバー全員による「快楽的啰嗦」の大合奏で始まり、月琴に柳琴、中阮と、メンバーひとりひとりの独奏が続きます。一曲があっという間に弾き終わっていた昔に比べ、それぞれが長め、かつ難易度の高い曲を演奏できるレベルになったのが、老師としては嬉しい限り。

 ちなみに前半の演奏曲は次の通り。今年はギターの名曲「禁じられた遊び」なども中阮用に編曲してみました。中国音楽を知らないお客さんにも、少しホッとしていただけたかな?

・彩雲追月(月琴独奏)
・歩歩高(中阮独奏)
・森吉徳瑪(柳琴独奏)
・禁じられた遊び(中阮独奏)
・達姆、達姆(中阮独奏)
・在北京的金山上(柳琴独奏)


教室メンバーの大合奏
   
 後半は私と友情出演の方々による演奏。第一回からご参加下さっている大三弦の萩原さんに加え、今回は古箏の川崎真理子さんにもご出演いただきました。

 お二方がご披露下さった独奏曲、偶然にも同じ「高山流水」。大三弦は河南地方の、古箏は浙江地方のものですが、同じタイトルでも全く別物で、男性的で骨太の河南、女性的で華やかな浙江と、それぞれの特徴がよく表れた曲調となっています。

 私の方はというと、今回は初めて柳琴の独奏を。昔、たまたま買った柳琴のテープ(実は呉強老師のものでした)を聞いてその迫力と表現力に驚いた思い出の曲、「木棉花開」を演奏しました。自分自身の演奏はとても満足できるレベルのものではありませんが、「柳琴って色んな技巧と表現ができるんだ」と感じてもらえればと思いまして。

 また今回は公開の発表会最後だからと、友情出演の方々との重奏を企画してみました。大三弦の萩原さんは東京在住というのもあって今まで独奏のみお願いしていましたが、発表会までに私が何度か東京まで合わせの練習に通うことで、柳琴と大三弦の二重奏が実現しました。

 その曲「三六」は江南絲竹の名曲で、今回演奏したのはそこから琵琶のパートを抜き出した「弾詞三六」を顧冠仁が編曲した弾撥楽器バージョンです。弾撥合奏として演奏されることの多いこの曲、出来ばえは当日ご来場下さった方のみぞ知る、ということで…。


柳琴と大三弦の二重奏
   
 そして今回はもう一つスペシャル企画(?)を。中国楽器でアイリッシュ音楽をやってみよう、と「Chirish (Chinese × Irish)」なる三重奏にもトライしてみました。実はアイリッシュかぶれの私だけでなく、古箏の川崎さんもアイリッシュ音楽がお好きなのだとか。

 そんなわけで柳琴と古箏、そして萩原さんには快板という語り物に使う打楽器をお願いし、ちょっと不思議な取り合わせの三重奏を。曲目は映画「タイタニック」のダンスシーンに使用された「John Ryan's Polka」「Kesh Jig」の二曲、そして先ほどの「三六」を編曲した「三六Jig」なるものも。

 江南絲竹は皆がそれぞれ楽器を手に取って自由にアレンジを加えながら合奏するもの。あれ、それってアイリッシュ音楽も同じじゃないか?と思ったのがきっかけ。じゃあミックスしてみたらどうかな?と、「三六」をアイリッシュのダンス音楽に欠かせない、Jigという8分の6拍子の形式に編曲してみました。

 個人的には楽しく演奏できた「つもり」、お客さんにはおおむね好評だった「感じ」ではありますが、まあ江南絲竹やアイリッシュなんてものはそういう音楽じゃないかな、ということで(笑)。
 

Chirish三重奏
 
 最後は再び教室の皆さんによる大合奏で締めくくりました。弾撥発表会はしばらく一般非公開という形でやっていきますが、機会があればまた皆さんにご披露できれば、と思っています。

 今回はたくさんの音楽仲間が駆けつけて下さいました。客席からの温かい声援に支えられた場面も少なくありません。途中、客席の見知らぬ方からの突然の挙手による質問コーナーも出現したりと、出演者の我々が楽しませてもらった事も多くあり、おかげさまで良い発表会になりました。皆さんに感謝です。


↓そうそう、4月の中国音楽フェスティバルの時の動画がYou Tubeにアップされていますので、よろしければご覧くださいね。生徒の皆さん頑張っているのに老師がコケててお恥ずかしい限りですが(笑)。

長弓の会「アラムハン〜ロンドンデリーの歌〜The Atholl Highlanders」
https://www.youtube.com/watch?v=b6KkxsaCRrU


 
 『二胡之友』 17.5.29
 
 しばらく前にもお知らせしましたが、『二胡之友』という雑誌に「阮への招待」と題した文章を連載することになりました。掲載された号が届きましたので、宣伝も兼ねてご紹介させて頂きますね。
 

『二胡之友』49号(2017年5,6月号)
   
 011年5月の創刊以来、二胡専門の雑誌として毎月発行(2013年からは隔月発行)されている『二胡之友』。毎回よくまあ二胡だけでそんなにネタなんてあるもんだ、なんて思っていましたが・・・

 新号は「二胡教本・楽譜特集」。楽譜はたくさん出版されているものの、案外少ないのが二胡の「教本」。最近出版された教本について、比較しながら解説(突っ込みも鋭い!!)されています。また各書の目次が載せられていて、内容がわかりやすいのが良いですね。

 他には最近来日された二胡奏者の厳潔敏さん(二胡やってる中国人で知らない人はいないでしょう)のインタビューや、日本での数々のコンサート&イベントレポート(結構あちこちで色々やってるんですねえ)など。

 個人的には二胡楽曲のアナリーゼ(楽曲分析)がいいなあと思いました。生徒にも「今はちんぷんかんぷんかもしれないけど、プロはこんな風に楽譜を読むんだな、と意識するだけでもいいですよ」とお勧めしています。まあ実際は皆さん「初心者レッスン体験記」をうなずきながら読んでおられますが(笑)

 で、自分の担当ページ「阮への招待」。とりあえず初回は阮の歴史について書きましたが、決められた字数の中でまとめるのってなかなか難しいものですね。私が冗漫なダラダラ書きしかできないのは、この音楽日記を読んでおられる方はよくご存じでしょう(笑)

 あと、やはり雑誌に掲載されるということで、それなりにちゃんと裏付けを取らないと、という気持ちもあり。留学中および帰国してからも上音の図書館でコピーした沢山の資料を引っ張り出し、苦手な中国語を時間をかけて全部読みました(理解できているかどうかは疑問)。ネット検索は資料を探す参考にはなっても信用できないですからね。

 先日出稿した第2回の内容は、阮の構造と調弦を中心に、ギターやマンドリンといった西洋楽器との違いを意識してみました。とはいえ、書きたいこと全部は書けないまま字数制限に阻まれたので、この音楽日記で補足できるものはしていこうかなと考えています。・・・いつになるかは不明ですが・・・

 雑誌についての詳細は下記サイトをご覧ください。

 『二胡之友』http://www.nikonotomo.com/

 ♪百原中国楽器教室 弾撥組 第三回発表会≪百花斉奏≫♪

 前にも書きましたが、あらためて7月の弾撥発表会のご案内です。
 

 
 二年に一度行っている弾撥楽器のみの発表会、今回は大三弦の萩原有里さんに加え、古箏の川崎真理子さんが友情出演して下さることになっています。

 お二方の独奏は、どちらも同じ「高山流水」という曲です。そう、「知音」という言葉にもなった、伯牙と鍾子期の故事を元にした曲ですね。同じタイトルで三つの地方の筝曲が作られていますが、そのうち大三弦で河南の曲を、古箏が浙江の曲を演奏します。

  また古箏と柳琴、打楽器でアイリッシュも何曲か演奏する予定です。江南絲竹曲の「三六」と共に、それをアイリッシュのリズム、ジグ風に編曲した「三六Jig」なんかもやっちゃいますよ~

 今までずっと公開という形で弾撥組の発表会を行ってきましたが、公開は今回が最後になります。柳琴・中阮・月琴生徒の皆さんも頑張って準備中です。ぜひご来場くださいね!!

 日時: 7月8日(日)13時開演 もちろん入場無料
 会場: KOKO PLAZA 2階ホール エクスプレス・ココ
   (JR・地下鉄御堂筋線「新大阪駅」下車 JR東口より徒歩5分)


 
 第五回中国音楽フェスティバル 17.5.15
 
 

   
  二年に一度の中国音楽フェスティバル、第五回はクレオ大阪中央にて4月30日に開催され、私も弾撥および二胡の二つのグループを率いて参加してまいりました。

 第一回よりずっと「東風1/f」として参加していた弾撥楽団ですが、今回はメンバーが大幅に交代したのもあり、「百花(ももはな)弾撥楽団」として出演。柳琴2人、月琴1人、中阮4人、そして大阮担当の私、と全部で8人の編成です。

 演奏曲は、彝族の民間楽曲『快楽的囉嗦』、インドネシアの曲『ブンガワン・ソロ』、青海省の民歌『花児与少年』の三曲。『ブンガワン・ソロ』は日本でもお馴染みの曲ですが、『快楽的囉嗦』『花児与少年』も中国ではよく知られた曲です。

 弾撥の合奏譜を書く際には常に「弾撥楽器にしかできないこと」を意識しています。フェスでは大半が二胡グループですので、差別化を図りたい気持ちもあり。『快楽的囉嗦』のにぎやかさとキッパリ感、『ブンガワン・ソロ』はハーモニーの美しさ、『花児与少年』ではリズム感を出しつつ柳琴と中阮で男女の掛け合いを表現・・・したつもり。

 今回は柳琴と月琴が合わせて三人もいたせいか、いつにも増して弾撥楽器のキラキラ感が出せたかなと思います。また、ベース担当の私は毎回「五弦中阮」(中阮に低音の弦を足して大阮の音域をカバーしたもの)を使用していたのですが、今回は大阮にしてみたころ、やはり楽器が大きなぶん豊かな響きが得られることを改めて実感しました。大阮、いいなあ~


百花(ももはな)弾撥楽団
   
 そして名張の二胡サークル「長弓の会」、フェス参加は今回が三度目です。並みいる他の二胡グループに紛れてしまわないよう、心がけていることは「とにかく大きな音で、何があっても笑顔で、そしてお客さんにはサプライズを!!」。今回のサプライズは・・・アイリッシュダンス!!

 一昨年のアイルランド旅行辺りからアイリッシュかぶれが続いている私、長弓の会でも何か上手く活かせられないかな、と考えておりました。昨年の発表会の「賽馬」で立奏もできるようになったし、そこから発展させて皆でダンスを踊ってみるのも面白いのではないかと。

 いつもは私が中阮で伴奏をしていますが、それだと立奏が不可能なため、中阮は弾撥メンバーの一人にお願いして、私は打楽器を担当することに。演奏曲は『アラムハン』、『ロンドンデリーの歌』、『The Atholl Highlanders』の三曲。うち『アラムハン』は新疆の曲、新疆といえば手鼓(ダブ)、ですよね!!

 所有している蛇皮手鼓、『アラムハン』では従来の奏法そのままに手を使って演奏し、『The Atholl Highlanders』ではアイリッシュの打楽器「バウロン」を模して、ビーターと呼ばれる棒で叩くのもいいのでは。

 バウロンは裏側にバーが付いており、左手で皮を押さえる事で音量や音程を調整できるようになっています。バーがあれば立奏も安定するし、二種類の奏法が可能ではないか。さっそく改造にとりかかり、完成したのが下の写真です。


新疆の蛇皮手鼓に、バウロン風にバーを取り付けた改造(?)手鼓

   
 そして本番。今回は立奏&ダンスのため譜面立てを取り去ってもらい(そう、全曲暗譜です!!)、メンバーには「お客さんへとびっきりの笑顔をお届けする」ことを一番に心がけてもらいました。

 『アラムハン』ではとにかく元気に大きな音と動きで、『ロンドンデリーの歌』では音を揃えて丁寧に、そしてラストの『The Atholl Highlanders』。1コーラス目が終わり、2コーラス目が始まったところで・・・突然、順々に立ち上がる!!

 続いて弓を収め、腰に手を当て胸を張り、靴音を鳴らしながらリバーダンスよろしく足を振り上げアイリッシュダンス!! その後もステップを踏みながら演奏し続けました。客席からは手拍子をして下さったのも嬉しかったですね。


ダンスを踊る長弓の会メンバー
 
 曲を練習し始めた頃、メンバーからは「暗譜なんてムリ~」「ステップややこしくて覚えられない~」「踊りながら弾くなんて不可能」などとブーイング多々でしたが、それでも「何だかんだでできるようになったよね」と実感してもらえたのが、先生として非常に嬉しいです。まだまだ挑戦は続きますよ、皆さん!!

 撮影してもらった動画がありますので、また編集できましたらご案内させて頂きますね。

 フェスティバルでは毎回、どこのグループも真摯に取り組んでおられるのが伝わるステージで、出演者として参加するだけでなく見ているだけで勉強になります。趣向を凝らした演出も多く、「今年はそう来たか~」と、刺激を受けてやる気がむくむく湧きあがりますね。

 このフェスティバルのお陰で、関西(だけではありませんが)の中国音楽のグループは互いに切磋琢磨に努め、どんどん進化していけるのだと思っています。次回は二年後、皆さんのステージを見るのが本当に楽しみです!

 最後に、いつもきめ細かく対応して下さるフェスティバルの実行委員会の皆さま、そして出演者の皆さま、本当にお疲れさまでした&有難うございました。
  
 

 
 活動予定などのお知らせ 17.4.22
 
 ご無沙汰しております。年が明けたのがついこの間と思っておりましたのが、気が付けば4月ももう終わり。今さらですが活動予定などをお知らせしておきますね。

♪第五回中国音楽フェスティバル♪

 二年に一度、中国音楽愛好家が一堂に会する(?)フェスティバル。自分たちが参加するだけでなく、他のグループのステージを見るのも楽しく、また勉強させてもらえるイベントです。

 今回も二団体で参加しますので、ご覧になって下さいね。

 ・13:48ごろ 百花(ももはな)弾撥楽団
 ・17:00ごろ 長弓の会

 日時:4月30日(日)13時開演 入場無料
 会場:クレオ大阪中央(地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽丘」駅より徒歩4分)

♪百原中国楽器教室 弾撥組 第三回発表会≪百花斉奏≫♪

 こちらも二年に一度行っている、弾撥楽器のみの発表会です。今回はいつもの大三弦の萩原有里さんに加え、古箏の川崎真理子さんも友情出演して下さることになっています。お二方の独奏に加え、二重奏や三重奏、そして中国楽器でアイリッシュなんかも演奏する予定です。

 今までずっと公開という形で弾撥組の発表会を行ってきましたが、公開は今回が最後になります。気合い入れて準備中ですので、よろしければご来場くださいませ。
 

   
 日時: 7月8日(日)13時開演 もちろん入場無料
 会場: KOKO PLAZA 2階ホール エクスプレス・ココ
   (JR・地下鉄御堂筋線「新大阪駅」下車 JR東口より徒歩5分)

 ♪雑誌『二胡之友』への掲載♪

 『二胡之友』という、その名の通り二胡専門の雑誌があるのをご存知でしょうか。この雑誌の中で二胡以外の楽器を紹介するページがあり、阮についての紹介を私が担当することになりました。

 マイナー楽器である阮の魅力を紹介できたら、そして阮を始めてみようと思っている方の参考になれば…そんな視点で書いていきたいなと考えています。雑誌には他にも二胡や中国音楽に関する記事が盛り沢山ですので、よろしければご購読下さいね。

 4月28日発売の第49号より、五回ほど掲載される予定です。雑誌についての詳細は下記サイトをご覧ください。

『二胡之友』http://www.nikonotomo.com/


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